【ポケモンSV シーズン2 最終66位】オドリドリバトン構築
はじめに
こんにちは。リチャードです。
前シーズン101位と悔しい結果に終わったので
今期は最終二桁乗せられて感無量です。
今回は朝6時に起きて8時すぎまで潜って粘っていました。。。
コンセプト
①起点ポケモンで盤面を作る
②オドリドリで蝶の舞バトン
③バトンポケモンで全抜き
構築経緯
・前期まん延した飛行テラスタルカイリューに強いポケモンを検討
飛行テラバを半減で受けられてサブウェポン候補の地震を透かせるポケモンとしてオドリドリが候補に上がりました。羽休め、蝶の舞、フェザーダンスと補助技も優秀のため、シーズン序盤半信半疑でしたが採用しました。
【型の候補】
①全抜きエース型
蝶の舞、羽休め、挑発を入れた全抜きエース
基本的には蝶の舞出来ると強いがスカーフサーフゴーのトリックやラウドボーンで止まってしまうため不採用
②蝶の舞バトン型
スカーフサーフゴーは現状としてきついが蝶の舞を一回積んだ状態でバトンタッチをすることが出来れば全抜きを狙える可能性
→今回はこちらで採用
・オドリドリを入れて生かせる構築の検討
大前提として単体ポケモンとして優秀でも構成でそのポケモンを生かすことが出来ないとパーティとして弱いため、オドリドリの取り巻きを考えました。
きついポケモン:スカーフサーフゴー、ラウドボーン、挑発持ちのポケモン、ふきとばしや吠えるなどのポケモン
まずラウドボーンの対策として毒びしマスカーニャを採用。電気玉なげつけるも採用することで起点ポケモンとして十分な役割
ふきとばしはS2当初は少なかったのであきらめていたが、終盤増えたため、オドリドリに挑発を採用。
②バトン先として優秀なポケモン
全抜きが狙えるポケモンを検討しました。
真っ先に候補として上がったのが、ビルドコノヨザル。
コノヨザルの弱点はD方面に耐久に降るかSに降るかどちらかしか出来ないため
カイリューサーフゴーなどの並びを一人で見ることが難しいが、バトンでDとS方面を補えれば強いと思い採用。
③受けループやキョジオーンにどうやって勝つか
バトン先として受けループやキョジオーンを崩せないと安定して勝てないため
バトン先候補としてもう一体役割が持てるポケモンを検討
→つけあげるビルドアーマーガアを採用
この四体をベースにパーティを回しながら構築を考えて行きました。
PT紹介
オドリドリ(ぱちぱちスタイル)
選出率:1位
特性 | おどりこ |
---|---|
性格 | ずぶとい |
持ち物 | お盆の実 |
テラス | フェアリー |
実数値(努力値) | 181(244)-x-130(228↑)-119(4)-92(12)-116(20) |
技構成 | めざめるダンス/蝶の舞/ちょうはつ/バトンタッチ |
【調整】
HB:ドラゴンテラス鉢巻ドラパルトのドラゴンアローお盆込みで確定耐え
S:1舞でガブリアスを抜ける範囲で114のラインが激戦区だと思い抜き抜き
【(参考)よく対面するダメージ計算】
カイリューのA特化ノーマルテラス神速:39.7%~46.9%
+1カイリューのA特化ノーマルテラス神速:58.5%~69.6%(お盆込みで確定2発)
A特化ガブリアスの逆鱗:51.9%~61.8%(お盆込みで確定2発)
C特化サーフゴーシャドーボール:50.2%~59.6%(お盆込みで確定2発)
水テラス鉢巻イルカマンジェットパンチ:67.4%~79.5%
最初は過小評価していたが、評価が爆上がりした最強ポケモン
【偉い点】
・特性からりゅうまいや蝶の舞などの技を抑制できる
・めざめるダンスがタイプ依存のため、テラバーストより威力が10高いテラバースト
・サブウェポンが優秀
選出率は99%。ほぼ絶対選出といっていいレベルで選出していた。
テラスタルはドラゴンテールガブリアスがきつかったためフェアリーテラスを採用。
最終日2日前までは「挑発」の枠が「フェザーダンス」で回していた。
努力値降りも変わっているため記載だけしておきます。
181(244)-x-117(132↑)-119(12)-99(70)-120(52)
S:1舞で最速110族抜き
フェザーダンスのメリットはB耐久をフェザーダンスで確保できることで蝶の舞の起点にできたため、こちらの技も非常に優秀だったが最終日付近に「のろいミミッキュ」や「ふきとばしカバルドン」が激増したため技を変更。
この技構成のおかげで最終日の朝7時から潜ったが、挑発が刺さって勝てる試合が多かった。
警戒しないといけないのはトリック持ちのサーフゴー。
後だしサーフゴーの持ち物の8割がこだわりスカーフなので
2舞していない状態ではSが勝っていないため1舞状態で後投げされた場合はバトンタッチをすることを意識していた。
Sが勝っている場合は蝶の舞を打ってトリックされた後にバトンタッチで展開。
後だししたサーフゴーが電磁波たたりめの場合はもう一回戻してオドリドリで蝶の舞をして切り抜けていた。
ゲンガー
選出率:4位
特性 | のろわれボティ |
---|---|
性格 | 臆病 |
持ち物 | きあいのタスキ |
テラス | フェアリー |
実数値(努力値) | 135(0)-x-81(4)-182(252)-95(0)-178(252↑) |
技構成 | シャドーボール/ヘドロ爆弾/凍える風/電磁波 |
最終日2日前から採用したポケモン。
それまでの構築が鉢巻きマスカーニャがきつかったため
対面で強いポケモンかつ起点ポケモンとして電磁波を搭載したゲンガーを採用。
電磁波凍える風の技構成は読まれにくく最終日でぶっささりだった。
コノヨザル
選出率:2位
特性 | やる気 |
---|---|
性格 | いじっぱり |
持ち物 | 食べ残し |
テラス | ほのお |
実数値(努力値) | 209(188)-162(100↑)-118(140)-x-117(52)-114(28) |
技構成 | ふんどのこぶし/ドレインパンチ/ビルドアップ/ちょうはつ |
【調整】
A:ビルド2積み威力50のふんどのこぶしで耐久無降りサーフゴーが確定1発
S:1舞で最速ガブリアス抜き調整
前述でも記載したビルドコノヨザル。
テラスタルはやけどにならないかつラウドボーンに後投げ出来る炎テラスタルを採用。
バトンに失敗しても単体性能が高いため選出時の勝率は8割程度。
コノヨザルでやられたら嫌なこととして殴られないことでのふんどのこぶしの威力が上がらない事だったため、いじっぱりで素の火力を上げた。
コノヨザルがいるとサーフゴーの選出率が異常に高かったので選出誘導率が高いポケモンだなと感じた。(挑発も効かないためコノヨザル視点は辛い)
マスカーニャ
選出率:3位
特性 | へんげんじざい |
---|---|
性格 | 陽気 |
持ち物 | 電気玉 |
テラス | 草 |
実数値(努力値) |
175(188)-140(76)-101(84)-x-98(64)-170(92↑) ※努力値が6余っているため、調整ミス |
技構成 | なげつける/はたきおとす/ちょうはつ/どくびし |
【調整】
HB:意地っ張り玉ドラパのドラゴンアロー確定耐え調整
S:最速ガブリアス抜き
初手の起点ポケモン。
前期も毒びしマスカーニャを使っていたこともあったが、
今シーズンは認知度が上がり警戒されることも多かったが
オドリドリの起点として優秀でした。
鉢巻きマスカーニャのトンボで落ちるため守るを搭載するか迷った。
基本行動としては投げつける→毒びし→挑発で退場してオドリドリに繋げる。
アーマーガア
選出率:5位
特性 | ミラーアーマー |
---|---|
性格 | わんぱく |
持ち物 | おんみつマント |
テラス | あく |
実数値(努力値) | 205(255)-108(4)-143(36↑)-x-106(4)-114(212) |
技構成 | ビルドアップ/ちょうはつ/はねやすめ/つけあがる |
【調整】
S:1舞で最速ガブリアス抜き調整
残り耐久
バトン先②
基本的には選出率は低めだが、受けループやキョジオーン入りには絶対選出。
バトンが上手く決まれば全抜き性能が高いポケモン。
蝶の舞2舞した状態でバトンしてビルドを一回積むと悪テラスつけあげるでHBサーフゴーもステロ込みでいい乱数になるのも強かった。
選出率:6位
特性 | じきゅうりょく |
---|---|
性格 | しんちょう |
持ち物 | レッドカード |
テラス | 鋼 |
実数値(努力値) | 207(255)-145(0)-136(124)-x-132(134↑)-55(0) |
技構成 | じしん/ボディプレス/がんせきふうじ/ステルスロック |
【調整】
HD:C特化ドラパのメガネシャドボが確定3発(40.5%~48.3%)
当初お盆の実で使用していた型の流用。
前のPTのステロ担当がジバコイルとパーモットに弱かったので最終日二日前に変更した。
風船サーフゴーに起点にならないためにがんせきふうじを採用し
持ち物は初手クエスパトラが激重だったため、レッカを採用。
後続ならば、蝶の舞したオドリドリorバトン先につながった状態でクエスパトラと対面するので対処できる。
選出
・基本選出
oror + +
起点ポケモンの選出基準
マスカーニャ | ラウドボーン、ヘイラッシャなどの耐久ポケモンがいる場合(毒びしを巻きたいケース)、地面テラスセグレイブ |
---|---|
ゲンガー | |
バンバドロ | クエスパトラ入り(ほとんど選出しません) |
基本的にはマスカーニャかゲンガーを出すようにすればOKです。
ゲンガー、マスカーニャともに初手は麻痺展開からが9割です。
その後はオドリドリで対面するポケモンによって蝶の舞を積みながらバトンタッチのタイミングを見てコノヨザルで抜きに行きます。
場合によってはオドリドリで全抜きも出来るので相手の選出を見て崩壊できると判断すれば、オドリドリで攻撃して最後コノヨザルで掃除する流れもあります。
セグレイブを初手に出された場合は、なげつけるを打った後コノヨザルに一旦引いて裏のポケモンを出させてマスカーニャを犠牲にしてオドリドリで展開するようにしました。(フェザーダンスの時はオドリドリ出してました)
・受けループ、キョジオーン入り
+ +
立ち回りで特筆することは、
・のろいキョジオーンを警戒する
・トリックサーフゴーを警戒する
アーマーガアが機能停止すると負けに直結するので意識しないと負ける。
蝶の舞は4舞すれば、ビルド一回積めばサーフゴーもテラスでワンパンできるので目安として記載しておく。
・その他選出
初手コノヨザル、裏マスカーニャ、ゲンガー
1、2回だけ、再戦でオドリドリがメタられるケースがあったので
このケースで選出した。
後語り
最終2桁はORAS以来なので、最終2桁取ることが出来たので非常に満足です。
このオドリドリ構築はS2の序盤だけ使おうと思っていた半分ネタ構築だったのですが
カイリューやサーフゴーやセグレイブなどが自分では上手く使うことが出来ず
オドリドリに戻ってきてしまったのはここだけの秘密です。
最後にTN:リチャード、Hermioneで対戦してくださった方ありがとうございました。
何か質問等あれば、Twitterまでお願いします。
修正履歴
2023/2/2
コノヨザルの素早さ実数値に誤りがあったため修正
124→114